優しい心を育むカトリック教育

2019/11/25

世界の散歩道 「音楽会」

専用機は,搭乗者784名を載せて9:00に賢明学院小学校を離陸しました。日本を飛び立った一行は,最初,フランスのドゴール空港に着き,パリのシャンゼリゼ通りまで出かけ散策しました。その後ロシアに移動して,雪が降り始めたヴォルガ川添いを走る馬車を見ながら,BOLSHOI劇場に到着し,そこで「くるみ割り人形」を楽しみました。次は空路で,イタリアのチャンピ―ノ空港に降り立ち,そこから南へ移動してポンペイ遺跡を見学し,ソレント半島にあるアマルフィ海岸で,イタリアに古くから伝わる歌を楽しみました。

 

その後,南アメリカ大陸のブラジルへ移動して,金管BANDの演奏を鑑賞し,水彩画を思い浮かべながら,さらに空路でUKへと移動しました。THE UNITED KINGDOM of GREAT BRITAIN and NORTHERN (イギリス)での滞在時間は短かったのですが,丘でのPICNICを楽しみました。

 

世界の旅の後半は,ザルツブルグへ移動して,スイスに源を発するRHEIN川の川下りで,ハイネの詩でも有名なローレライを眺めながら,次のドイツへと向かいました。しばし船旅を楽しんだ後は,再び空路で中華人民共和国に向い,大陸の雰囲気を感じられる歌を聴き,懐かしい十二楽坊の演奏も楽しみました。

 

そして最後の目的地,アメリカ合衆国へ向けて太平洋を横断し,BROADWAYに着きました。BROADWAYでは,MUSICAL「レント」を楽しみ,プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」を彷彿させるようなMUSICALの世界に,旅行者全員浸る事が出来ました。賢明学院一行を乗せた専用機は,BROADWAYから一路日本に向かい,11:30無事に校庭に着陸しました。

 

二時間半の『世界の散歩道』を楽しんだ後は,家庭単位での解散となり,旅行者全員,帰宅の路に着きました。

 

音楽会では児童の歌声が,世界各地へと案内してくれました。英語・ロシア語・ドイツ語・中国語によって歌われた様々な世界の歌は,聴衆を世界旅行へ誘い,784名が同じ飛行機に搭乗し,みんなが同じ景色を楽しむ事が出来たのは,児童の歌声からでした。とても素敵な一日でした。

 

2017年の統計結果では,世界の飢餓人口82,100万人(9人に一人),発育阻害(5歳未満) 15,080万人,消耗症(身長に対して体重が少なすぎる状態)5歳未満の子ども5,050万人と言われている今,世界が平和になるまで,世界がひとつになるまで,私たちは何をするべきなのでしょう?

 

ひとつの思い,同じ願いは,世界の人々が心を一つにして,世界を平和にする事です。賢明学院を巣立った児童は,いろいろな場で現実と向かい合うとき,平和な世界に向けての行動を起こすと信じています。

 

 

世界が一つになるまで,ずっと手をつないでいよう

あたたかい ほほえみで もうすぐ 夢がほんとうになるから

世界が一つになるまで,ずっと手をつないでいよう

思い出のまぶしさに負けない とても素敵なゆめがある

世界が一つになるまで,ずっと手をつないでいよう

ときめきは宝物 いつまでも愛が 明日を守るから

 

LOVE  Will  SAVE  TOMORROW

愛が明日を守るから

 

松井五郎作詞

馬飼野康二作曲 「世界がひとつになるまで」より一部抜粋

 

学校法人賢明学院 学院長 中原 道夫