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2017/08/05

ヨーロッパ巡礼 フランシスコ・ザビエルの生誕地訪問レポート

スペインのパンプローナから,陸路をバスで約255kmの巡礼路を走ります。それでもなかなかハードなのですが,昔の人々は,同じ道のりを歩いて巡礼に向かったと考えると,たいへんなことだと感じます。

しかもまっすぐのルートではなく,途中でハビエルの城に寄ります。ここは,賢明学院がある堺にも縁の深い,フランシスコ・ザビエルの生誕地です。

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駐車場から城に進む隣にある森の中に,ザビエルの御像が見えます。そして生まれたハビエル城は,なんと10世紀に建てられたもの。もちろん潰されたり改修したりで,昔の姿そのままではありませんが。それでも,今の城の原型は18世紀にはできていたようです。

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手前には大きなザビエルの肖像画,そして城の隣には,かつての神学校があります。今はイエズス会の施設になっているそうです。

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近くで見ると,なかなかの迫力です。そして中には,さまざまな展示があります。日本に来た時の様子を紹介したものもありました。

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寸暇を惜しんで布教活動にあたったザビエルらしいと言われる肖像画や,日本から贈られたというものもありました。

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さらに当時の生活の様子も残されていました。ザビエルは軍人の家に生まれたのですが,自身は早くにパリに留学し,軍人への道を歩まずに宗教家となったようです。広大な自然に囲まれた,素晴らしいところでした。ただ都会からかなり離れた場所で,ここで生まれたザビエルが,堺までやってきたこと,そしてその堺から私たちが訪問してきたことに,不思議な運命を感じました。

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その後,サンチャゴデコンポステーラの巡礼の道となった土地で開花したロマネスクの文化が残る街,ハカへ。街並みとともに,素晴らしいカテドラルを見学しました。

ここから約136kmもの距離を,バスで南フランスへ移動。いよいよ今回の最終目的地である,カトリックの聖地ルルドへ向かいます。

※ヨーロッパ巡礼の姉妹校訪問の様子をご覧になりたい方は,この画面左側か下側に表示される「アーカイブ」より「2017年8月」をクリックして頂くと,タイトルが出てきます。タイトルをクリックしてご覧ください。

 

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