賢明学院について

理事長あいさつ
理事長

一人の子どもの魂を育むことは, 一つの世界を治めることに匹敵します。

「私たちは姉妹たちが大阪へ行くと決まってから, 日本人に対して心に溢れる好感をもっています。子どもたちを愛し, キリストの愛と光へと導くことが私たちの目的です。この愛の精神をもって, もうすでに私たちに委ねられた青少年に強く結ばれています。私たちは自分の国, 家族…世界の中で一番愛する者を, これから私たちが出会う日本の青少年の幸福のために捧げるのです」と, 1948年3月7日, 聖母奉献修道会カナダ管区長メール・セン・ポールは当時の大阪教区長田口芳五郎司教様の招聘依頼に応え, 10人の修道女を贈ることを約束されました。それから68年を経て, 賢明学院は2010年には大阪教区初のカトリック共学校となり, 本年度からは通信制課程を開設し, 全日制課程に併設する大阪唯一の高等学校として出発することになりました。

時代の要請に応じて変化する賢明学院の教育制度の底に脈々と流れる変わることない教育精神は「一人の子どもの魂を育むことは, 一つの世界を治めることに匹敵します。神の目, 心の目で見れば, 一人の子どもの魂はこの宇宙よりも重い存在です。」という創立者マリー・リヴィエの教育の心です。かつてカナダの修道女がもった愛と熱意を受け継いで, いま賢明学院は子どもたちが自分のかけがえのない存在を知ると同時に, 社会の中で恵まれない人たちと連帯し, 分かち合う心をもつ人として, 自分に与えられた能力を他者のために役たてる人に成長することを願って, 全教職員が一つの心一つの魂となって, 教育の道を歩み続けています。

理事長シスター 中西 美繪

学院長あいさつ
学院長

若者たちへ

Jucunda memoria est praeteritorum malorum. 過ぎ去った苦しみの思い出は、喜びに変わる

若者が学ぶことは, 古代からの歴史に記されている事実であり, 新しい知識をスポンジが水を吸い込むように吸収できる力は, 若者しか持っていない特権と言ってよい能力ではないでしょうか。

限られた時間の中で, 皆さんが持っている才能を自分で見つけ, あるいは他者に見つけてもらい, 自分の力で磨くのが, 賢明学院です。賢明学院の学びの基本姿勢です。学院の先生方は一丸となって, 磨く手伝いをします。あなたに秘められているものを見つけ出します。あなたの内面にある原石を見つけ磨き, 宝石へといざないます。しかし, 磨くのはあなた自身です。磨く力は, あなたに備わっています。あなたは, 磨く力を持っています。賢明学院の先生方はそう信じて, あなたと向き合います。磨くことは簡単ではありません。苦しい時もありますが, 時に今までの道のりを振り返って, 自分の成長過程を見て喜ぶ時もあります。自分自身を磨くことは, 正直『苦しい』と言えると思います。だからこそ, この言葉を皆さんに送ります。『過ぎ去った苦しみの思い出は、喜びに変わる』この言葉はマルクス・トゥッリウス・キケロと言う人の名言です。彼は, 共和政ローマ期の政治家、文筆家、哲学者で, 彼の思想は後世のヨーロッパに多大な影響を与えました。学ぶこと, 知識を身につけることは苦しみを伴います。しかし, その学力や知識が喜びに代わる時が必ず来ます。達成感と言う喜びの時もありますし, なによりも自身の成長を感じた時, それは何にも代えがたい喜びになります。

目標を達成するためには, 苦しい時があります。滴は岩に, 力によってではなく, 何度も落ちることによって, 穴をあけるのです。

皆さん賢明学院で共に学び, 共に笑い人生の素晴らしいひと時を, 共に過ごしましょう。あなたには力が備わっています。「最上をめざし最善の努力を=THE BEST」の精神で青春のひと時を共に過ごしましょう。人としての人生は, どれ程長く生きるかではなく, どれくらいよく生きるかであることに気が付き, 賢慮聡明な自分に喜びを感じると信じています。

学院長 中原 道夫