午前の函館自主研修を終えて、トラピスト修道院へ向かいました。

フランスへ行けば、創立者マリー・リヴィエのゆかりの地をめぐったり、

カトリック最大の巡礼地ルルドを訪問したり、

賢明学院でしか経験できない研修旅行でした。

それなら北海道では、一般の旅行者が入ることが許されない修道院内の聖堂で、

共に祈る時間を持つことによって、

ぜひ賢明学院の研修旅行を体験してほしいと考えました。

修道院内は完全沈黙です。

そのことが分かっている生徒たちは、

売店の駐車場から修道院の塀に沿って上の駐車場へ移動するバスでさえ、

スピードを出さずに本当にゆっくり走っているのに、

感じるものがあったのでしょう。

バスの中から誰一人、話す生徒はいませんでした。

聖堂ではまず、宮本修道士が、

「修道院も皆さんのカトリック学校と同じ、愛を学ぶ所だ」

と講話してくださいました。

続いて、祈りの集いがあり、

クラス代表の共同祈願も献げらました。

最後に宮本修道士がオルガン演奏を聴かせてくださり、

祈りの集いを終わりました。