賢明学院幼稚園では、月に一度“おつけものデー”という日を設けています。

この日は、チャイルド・ファンド・ジャパンを通してフィリピンの子どもたちに支援活動を行う日です。
現在賢明学院幼稚園には３名のおともだちが登録されており、学年別に支援している子どもたちがいます。<もうひとりのおともだち>という呼び方をし、子どもたちが外国にお友だちがいるということを意識できるよう、顔写真と名前を書いた額をお部屋に置いています。

活動内容としては、いつものお弁当ではなく、おにぎり弁当にして、おかずの分を献金にかえ各家庭で準備していただいてます。それを食事の時間に子どもたちは手を合わせ<もうひとりのおともだち>のためにお祈りを考え、献金しています。その活動を通して「これでごはんたべられるかな？」「〇〇ちゃんにとどきますように」と子どもたちから、もう一人のお友だちを思いやる気持ちが育まれています。ここで、カトリック精神である隣人愛を育むきっかけになっています。

　今年度より、新しい<もうひとりのおともだち>を迎えました。フィリピンの幼稚園に通っている５歳の女の子で、感謝の気持ちが込められたお手紙が届きました。そのお友だちの将来の夢はお医者さんになる事、チョコレートやピンク色やバドミントンが好きだと手紙を通して教えてくれました。

この活動を通して、子どもたちが世界の人々の事を知り、「奉仕の心」や「他人を思いやる心」を育めるようにと私たちは、願っています。