お知らせ
2023/08/28
『データの活用』領域の学びを活かして
8月21日~23日にかけて、全国私立小学校研修会が大阪で行われました。全国の私立小学校の先生方へ、本校の榎本裕司教諭が西日本代表として、算数の研究発表をしました。6年生の授業で、2年前に57期生(現中2年)から始め、今年度59期生が実践した、データの活用領域の『データを読み解く力』を使って、総合学習で発見した「全世界がSDGsの目標達成に向けて確実に進歩しているといえるかをデータを使って調べよう。」という課題に取り組み、発表しました。
6年生では、ヒストグラムや代表値(平均値、最大値、最小値、最頻値、中央値)を学びます。この数値の読み取りだけでなく、この数値の持つ意味や事象について詳しく調べて、問題を解決しました。その問題は、総合学習の『SDGsと平和』という単元で、日本でのSDGsの取り組みから世界の取り組みへと視野を広げていきました。そこで「本当に2030年までに達成できるのかな?」という疑問が生まれ、各国の達成度指数を使って読み取り結論を出しました。
児童の問題発見能力と解決力、情報処理能力や学習に対する知的好奇心など様々な点で全国の先生方から高い評価をいただきました。
今後さらに現場での実践とともに研究を重ね、本校児童はもちろん、全国の私立小学校教育に、その成果を還元していきます。