優しい心を育むカトリック教育

お知らせ

2022/02/04

5年生 算数のプログラミング学習

これまで、正多角形をかくときには、

コンパス、分度器などを使って

かいていた5年生。

この時間は、タブレットPCに正多角形を

かかせることに挑戦しました。

 

 

やってみると、手でかくかき方とちがって、

タブレットPC上でかかせるには

注目する角度が違うことに児童たちは、

試行錯誤しながら気がつきました。

さらに、タブレットPC上で動く

キャラクターが正五角形をかきながら

一周まわってもとの場所にもどってくることから、

1周360度まわってもとの場所に戻ってくると

意味を捉え、360度÷5という式は

キャラクターが5回方向転換して、もとの場所に

もどってくること、と式を読むことが

できました。

 

このことから、正七角形など、

手では正確にかけない正多角形も

360÷(かきたい正多角形の角の数)と

プログラミングすることで、

コンピューターをつかえば、かけそうだと見通し、

取り組みました。

また、プログラム上でする分数の

演算表記の良さにも気が付くことができました。

早速、正七角形や

正11角形を描くプログラミングに

挑戦する児童たち。

円をかいているのかと思えば、

目で確認するには多すぎるほどの頂点のある

正多角形をシミュレーションして

繰り返しかかせていました。

他にも、図形を重ねてグラデーションの

色をつけてみるなど、ほかの教科の時間で学んだ

プログラミングの仕方も併せてアート作品に

してしまう児童もいました。

 

授業のまとめで、わり算の式の表現360÷5には、

これまでの学習に加えて、改めて、

いろいろな意味が含まれていることを

タブレットPC上で動くキャラクターの動きと

合わせて理解することができました。

 

算数科のプログラミング学習とは、

児童がより深く理解できるように、

算数の学習内容とタブレットPCの特性を

上手にかけ合わせて学ぶものだと思っています、

と授業をされた先生はおっしゃっていました。

 

児童の好奇心と、学ぶ意欲を一層膨らませた

とても楽しい授業でした。

single