お知らせ
2017/02/23
「クエストカップ2017」全国大会にて,「企業プレゼンテーション」部門と「人物ドキュメンタリー」部門で全国2位にあたる,準グランプリをダブル受賞いたしました。
21世紀型学習「答えのない学習」への取り組みの一環で,中学1年生・高校1年・2年生の総合学習,推薦入試にて大学を合格した高校3年生の卒業課題として,プレゼンテーション力を競う「クエストエデュケーションプログラム」に本校は4年前から参加しています。
中学1年・高校1年は,日本経済新聞の「私の履歴書」を読み解き,先人の人生を伝える「人物ドキュメンタリー」部門,高校2年・3年生は提携会社からのミッションに答える「企業プレゼンテーション」部門に参加しています。(詳しくはこちら:http://questcup.jp/2017/)
参加校・エントリーチーム数が年々増加する中,全国大会に出場すること自体が大変な中,本校は4年連続の両部門の入選となりました。
過去3回は,「賢明は2位を争ったのですけどね」という評価をいただき,暫定ではありますが,全国3位という結果でありました。今回の大会では「企業プレゼンテーション」部門の「カルビー」のミッションに取り組んだ高校3年生チーム「7班」の3人と「人物ドキュメンタリー」部門の森英恵さんの人生紹介に挑戦した中学1年生の「ポップコーン探検隊」の4人が,共に「準グランプリ」を受賞する結果となりました。快挙です。
高校3年生がチャレンジした「企業プレゼンテーション」部門はカルビーのミッションに挑戦したチームが400ほどあったそうです。その中で全国大会に10チームが選ばれ,その中で1位の企業賞に選ばれ,6社の企業賞チームが再度プレゼンテーションを行い,グランプリ・準グランプリが決定されます。
今回は1800チーム以上のエントリーがあったそうですのですから,生徒たちは本当に頑張ってくれたのだと思います。
高校3年生は,進学準備・卒業準備等がある中,登校日でない日も学校に登校し,誰もいない高3の教室で,読み合わせ,立稽古等,プレゼンテーションのためのブラッシュアップを限られた時間で行っていました。
「人物ドキュメンタリー」部門は,中学1年生です。慣れない取り組みで最初はフワフワしたものしかできていませんでした。他校では,ほぼ中学3年生で取り組んでいるのも理解できます。
本校では,新指導要領における21世紀型学習の体現として,昨年度から中学1年生での取り組みを開始しました。昨年度は音楽家であり,ソニーの元社長「大賀典夫」さんのプレゼンテーションを行い,2位を争いました。「先輩のリベンジ」「自分らしくやろう」と,放課後の限られた時間で,一生懸命ブラッシュアップに取り組んでくれました。
このクエストカップでは既存の枠に収まらない,自由な発想で,でも独りよがりにならず,他の人に自分たちのまとめた考えを伝える「切り口」を見つけることが重要です。更に「企業プレゼンテーション」部門では実現性の可否も求められます。これを1年間,担任の先生方が総合学習の時間で,答えを与えるのでなく,生徒の可能性を信じて取り組みを見守ってくれました。これまでの入選・暫定的な3位,今回の準グランプリダブル受賞は,従来の授業形態と大きく異なる「答えのない授業」を教員,生徒たちが試行錯誤しながら一生懸命取り組んでくれた結果だと思います。残念ながらグランプリにはなれませんでしたが,両部門ともグランプリにふさわしい,素晴らしい切り口,プレゼンテーションで,共に感動を覚えました。この感動を来年度取り組む生徒に伝え,それを超える発想で,枠にはまらない素晴らしいプレゼンテーションを作り上げていってほしいと思います。
この「プレゼンテーション」を構築するという学習を経験している生徒は,今後の学習や生活に必要な力を身につけているはずです。クラスで1位・学年で1位,全国大会入選,該当企業で1位の企業賞,そしてグランプリに向けて,真剣に取り組んだという貴重な日々を今後も大事にしていってほしいと思います。
一生懸命な素晴らしい顔を見せてくれて,本当にありがとうございます。
そして,お疲れ様でした。
中1 進路探究 開会式前に練習 まだリラックスしていますね
パワーポイントは背景として なんと全て生徒の手書きです
ちょっと詰まりましたが,元気に自信をもって演じてくれました
表彰式 この笑顔が努力の証ですね
準グランプリ おめでとう!!
高3 企業探究 ファーストステージは大学教室で
カルビーの研究員という設定で白衣を着て発表です
企業賞をいただき,セカンドステージでの発表
1000人を超える人の前でのプレゼンでもしっかりやってくれました
準グランプリおめでとう!!
卒業後,大学での活躍を期待しています
発信:中学高等学校