優しい心を育むカトリック教育

お知らせ

2023/03/01

賢明学院高等学校 第52回卒業式

~あなた方は地の塩である。あなたがたは世の光である~



春の訪れを感じる温かさの中、卒業式が挙行され、138名が本校を巣立っていきました。 賢明学院では卒業式をカトリック的祈りの集いと捉えています。祈りに始まり、祈りで終わるこの式典を終え、賢明学院で育った生徒を、全世界に血の塩、世の光として派遣する意図を持っています。




コロナ禍で高校生となった52期生達、入学式には保護者の方々も参列できず、高校生活は緊急事態宣言下で始まりました。初めて会った仲間たちと共にオンライン授業を受け、マスク姿での日々でした。2年生になるころには少しづつ行事も再開され、念願の研修旅行に行くことができました。世の中が変わり、予期せぬ出来事で苦しいことも多かった高校生活でしたが、そんな中でこそ互いの繋がりを大切にすることを学びました。





今日は多くの卒業生がマスクを外し、互いの顔をしっかりと見つめながら式典に臨みました。壇上にあがり、校長先生から卒業証書を受け取り恥ずかしがりながらも振り返って会場を見つめる卒業生たちの顔は、誇り高く、賢明生としてのプライドを感じることができました。






暗くなった会場にろうそくの光が灯されます。最初の1本は校長先生。その炎が5名の担任に分けられ、各担任がクラスの生徒たちに炎を分けていきます。ろうそくの光はどんどん増え、会場全体を温かく包みました。そのろうそくの光を手に、卒業生たちは会場を後にしました。
 賢明中学校から在籍していた皆さんは覚えていますか?皆さんが中学1年生で賢明学院にやってきたとき、クリスマスタブローで、全員がろうそくを手にリヴィエホールに入場したことを。初めてのろうそくの炎にドキドキしながら、赤いリボンのついたケープを着て入場する姿は天使のようでした。あれから6年。高校から迎えた仲間たちと共に、賢明学院 を支えてくれました。




高校から賢明生となった皆さんは、賢明だからこそ、賢明にしかない、多くの事を経験しました。ぎこちなかった祈りの姿も今では凛々しく、頼もしく感じられます。
明日からは、当たり前のようにしていたお祈りの時間もない毎日が始まります。けれども、皆さんと関わった先生方は明日からも毎日お祈りをします。
52期生の未来が輝かしいものでありますように。幸せでありますように。












52期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。



火は火を点じ 灯されたたいまつは 他の多くのたいまつに火を灯します
                    創立者 聖マリー・リヴィエ

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