優しい心を育むカトリック教育

お知らせ

2023/05/29

聖母月の集い

5月26日金曜日
聖母月の集いが行われました。




緑と美しい花があふれる5月は、カトリック教会の中で聖母マリアの月として古くから祝われてきました。イエス・キリストの母である聖母マリアは、私たちの母であり、私たちの願いや祈りを神に届けてくださる、いわば私たち皆の母のような方です。





聖母月の集いでは、マリアのように優しく、強く心清らかに生きられるように恵みを願い祈ります。そして、日ごろの感謝の気持ちを込めて花を捧げます。いわば「母の日」に手紙やカーネーションをプレゼントするように、マリア様にも祈りとお花を捧げます。また、集いの中では本校の創立者聖マリー・リヴィエの取次ぎを願う祈りを唱えます。これは、聖母マリアを模範として生涯を貧しい子供たちのために捧げて生きた本校の創立者聖マリー・リヴィエを通じて、私たちも愛と祈りの力を信じ勇気をもって生きることができることを願う祈りです。聖母月を祝う集いは本校では何十年も前から続く伝統行事です。




6学年すべての生徒たちが1人一輪の花を家から持ち寄りクラスの花かごをいっぱいにして飾ります。その花かごに囲まれたマリア様と共に過ごす全校の集いです。




今回、入学後初めての宗教行事に参加した1年生たちもこの経験を通じて多くの事を感じ、学んでくれました。賢明学院に来たからこそ経験できること、賢明生が目指すべき姿を肌で感じてくれたのだと思います。



高校1年生振り返り~
~宗教には人それぞれの考えがあると思うけれど、賢明学院はカトリックの学校なので、そこに通う私たち生徒も宗教行事は大切にしていくべきだと感じました。 ~シスターのお話を聞いていて、いつも修道院のシスター方が私たちが学校に行くのを見守ってくれている事がわかり、とても嬉しかった。私も明日からいろいろな人に感謝しながら学校生活を送っていきたいです。



中学1年生振り返り~
~みんなでお祈りしたときに、心が1つになったように感じました。 ~この集いを通じて1つ今年の目標ができた。もっと自分と向き合って自分をみがき、自分を作りたいと思った。



シスター秋田からのお話の中に出てきた「アンパンマンの歌」。
多くの中学1年生がこの歌詞を書いていました。
~何のために生まれて、何をして生きるのか。答えられないまま終わる。そんなのは嫌だ~
中学1年生にとって一番心に残ったようです。



聖母月の集いを通じて、今まで見たことないものを目にし、今まで考えたことのないことを考えました。
その経験の積み重ねが、誰かの事を想って行動することができる人を育むことに繋がります。



マリア様を囲む花々のように、優しく、凛と咲きほこれる人となってほしいです。

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