優しい心を育むカトリック教育

お知らせ

2026/02/14

APの成果発表会についての振り返り





2月5日にAP発表会が行われました。
発表した研究グループは皆しっかりと準備を整え、当日はとてもいい発表ができたと思います。

振り返れば今年度のAPは初めてのことだらけでした。以前は分野別に研究室を設定し、高校2、3年で続けて研究を行っていました。今年度からAPは、高校2年で物理、化学、生物、数学分野の基礎研究を2か月交代で行い、すべての分野の基礎研究を学んでから高校3年で各分野に分かれ、担当教員の個人研究室で研究する、という形に変更しています(個人研究室にはなりますが、できるだけ分野がかぶらないように担当教員を割り振っています)。




高校2年生では慣れない実験を全分野で行ったため、はじめは苦労していましたが、レポート提出を繰り返すたびにその実験の意義や考察のポイントなどが分かるようになり、一年で大きな成長を遂げることができました。高校3年生からは各分野の個人研究室になりますが、今年度からSDGs系の研究室も増やし、全部で5つの研究室で研究を行いました。新しい分野が追加されたので戸惑う生徒もいましたが、徐々に自分たちの課題を明確にし、研究に打ち込んでいくことができました。





一年という短い研究期間でしたが、生徒らは研究に本気で取り組み、最後の発表会では本人たちの力できちんと結果をまとめ上げ、発表することができました。今年度は全部で15の研究グループがありましたが、予選会ではこの中から、僅差ではありましたが、各分野5つの研究グループが選ばれました。選ばれた5つの発表内容について簡単に触れていきます。

・竹田研究室【ドローンの耐風性~風に負けないドローンを求めて~】
この研究は、ドローンが風を受けても耐えられるようフレームを作るというものでした。残念ながらこの時点で風に耐えうる完璧なフレームを作ることは難しかったようですが、様々な素材によるフレーム作成から角度を微妙に変えてフレームを調整する等、努力の跡が見てとれました。







・菅研究室【統計的分析から探るTikTok動画の拡散要因】
この研究では、自分たちで動画を作成したり、また動画の再生数等を、「相関係数」「回帰分析」を使って分析する等、高校で学ぶ内容以上のことを勉強して研究に取り組むことができました。高度な内容を自分たちで学んでいくのは大変だったと思いますが、内容は良くまとめられていました。









・今西研究室【長時間保存可能なスライムの作成】
この研究は、スライム作成に必要なホウ砂水の濃度を複数変えて実験と考察を行いましたが、試料作製に10パターン程度、スライム保存期間に要した日数が40日以上と、根気のいる実験に取り組むことができました。





・大前研究室【陸の豊かさも守ろう】
この研究は、今年度初めてのSDGs系の発表でした。実験系の研究とは異なり、調べ学習を中心とする分野でしたが、内容については細部にわたって調べられており、結果と考察を明確にまとめることができました。






・岡田研究室【トマト栽培において鉢の深さが果実の糖度に及ぼす影響について】
この研究は、鉢の深さと糖度の関係という分かりやすいテーマで実験し、それに対する実験データもきちんと得ることができ、最終的にとてもうまく研究としてまとめることができました。





この他の研究グループに対しても、一年でまとめたとは思えない実験結果を数多く見ることができました。






短い期間でしたが、生徒たちはこの活動を通して研究がどんなものかを学び、それを通して大きく成長できたと思います。

この経験を糧に、関西学院大学でも頑張ってもらいたいと思います。




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