優しい心を育むカトリック教育

お知らせ

2020/06/12

おつけものデー・粗食献金を新型コロナ対策に

 

毎月第1金曜日は,幼稚園,小学校では「おつけものデー」,中学高校は「粗食の日」です。

園児・児童・生徒はいつもの弁当や給食ではなく,簡素な弁当を持参しておかずのために使っているお金を,飢えや貧困,自然災害などで助けを必要としている人たちへ寄付しています。

目的は献金だけではなく空腹感を共有して,食事を満足にできない人たちの気持ちに寄り添おうというものです。

この「おつけものデー・粗食」は,今から30年以上前に当時の児童の提案によって始められ,それが中高にも広がっていきました。

 

昨年1年間の献金総額は約270万円です。このお金を各校がそれぞれ独自に寄付する場合と,学院全体で寄付する場合があります。

学院としてはフィリピンの姉妹校へのスカラシップ基金や,台風15号19号の災害復興支援に送金しました。

そして,今年度になって繰越金から新型コロナウイルス感染防止対策のために次の3団体に20万円ずつ寄付しました。

まず,日本のカトリック教会における援助活動に関わる部門である「カリタスジャパン」。この団体は今までにも緊急支援の募金先として何度も寄付をしています。

次は,紛争や迫害のために避難を強いられた難民と避難民の命を守る活動をしている「国連UNHCR協会」。新型コロナウイルスの感染において最も弱い立場の人たちの救援をしています。

そして,三つ目が世界の医療が届きにくい地域で献身的な医療活動をしている「国境なき医師団」。今までにもその活動に協力してきました。今回も小学校が20万円とは別に寄付をしましたので,領収書の金額が違います。

 

写真は分かりにくいですが,三団体からの領収書が昨日やっと揃いました。感謝状も一緒に送られてきました。

ご協力くださった園児・児童・生徒・保護者の皆様,本当にありがとうございました。これらの献金が新型コロナウイルスの感染収束に役立つことを心から願います。

 

宗教教育センター

 

 

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