2017/08/04
2017年8月4日
作 詞 林 英太郎
曲 アメリカ民謡
編 曲 山崎 淑男
賢明学院幼稚園園歌(アベノ・カトリック幼稚園園歌)
1 みなのてで ささげましょ マリアさまに
おひさまやさしい はるのひに うめのはな バラに もも
よいこの ぼくらの ようちえん カトリックようちえん
2 ちさきてで つくりましょ マリアさまに
はなかごたのしく わにあんで ふじのえに ゆりもそえ
よいこの わたしの ようちえん カトリックようちえん
3 てをつなぎ うたいましょ マリアさまに
すくすくそだった あきのひに きくのはな かざしつつ
よいこの みんなの ようちえん カトリックようちえん
大阪市阿倍野にアベノ・カトリック幼稚園が誕生したのは1952年,昭和27年だった。その後,1954年10月に堺の地に,霞ヶ丘カトリック幼稚園が聖母奉献修道会の二つ目の幼稚園として創設された。1955年には,両幼稚園はともに宗教法人から学校法人賢明学院に組織変更の認可を受けた。アベノ・カトリック幼稚園は1983年3月31日創立31年目をもって閉鎖された。
その後,賢明学院幼稚園が礎となり,小学校・中学校・高等学校と創設し,現在の規模にまで発展した。
アベノ時代から受け継がれたこの園歌は,本当の音楽を子どもたちにと願った二代目園長のシスターマリア・ドロテが,子どもたちがはつらつと歌えるようにとの願いから,アメリカ民謡からリズムと旋律を選定し,編曲を山崎淑男先生に依頼し,歌詞を当時の保護者に公募されたことによって誕生した。
歌詞は,保護者の林英太郎氏が譜面を見て,園児たちの日々の生活をもとに作詞されたものが選ばれ,現在も歌い続けられている。林氏のご令嬢,林明子先生は,その後賢明学院小学校に奉職され,音楽の先生として,子どもたちの指導に携わり,トランペット鼓隊を養成してくださった。
シスターマリー・ドロテ(シスターウエストマン)
生誕 1919年5月26日
来日 1950年6月11日
離日 2003年5月18日
帰天 2004年3月11日 84歳
カナダからの第3陣の宣教姉妹として来日した5人のシスターの一人。学校法人賢明学院の設立当時の理事として,創立の基礎を築いた。
賢明学院小学校の第二代校長をも務め,とくに音楽教育と宗教教育に尽力した。
いつも前向きな姿勢で,どんなときにも神さまへの大きな信頼とユーモアの心は失われなかった。最後は日本の土になることを願われたが,帰国の命に従順に従い日本宣教53年間を終えて,83歳でカナダに帰国された。
学校法人賢明学院 学院長 中原 道夫