優しい心を育むカトリック教育

2017/07/14

「粗食」の日

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今日は「粗食」の日です。

毎月,第1金曜日がそうなのですが,今月は先週が期末考査でしたので1週間伸びました。

この活動は,30数年前に生徒たちの声で始まりました。

「粗食」の日はお弁当のおかずを減らしたり,パンやジュースを我慢するなどして,自分も痛み(空腹感)を体験しながら200円を献金します。

これは,「隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ22:39)「わたしの兄弟であるこの最も小さな者の一人にしたのは,わたしにしてくれたことなのである。」(マタイ25:40)という,イエスの教える愛の実践です。

単にお金を出すだけではなく,世界で苦しむ人,悲しむ人,助けを必要としている人に寄り添い,少しでも同じ思いを経験する活動なのです。

 

通信制の生徒も教職員も協力しますから,中高で毎月20万円前後の献金が集まります。

学院全体では,昨年1年間に幼稚園から高校までを合わせると,350万円以上の金額です。

中高はこれらの貴重なお金を大きく分けて,三つの送り先へ寄付します。

一つは,「チャイルド・ファンド・ジャパン」を通して,フィリピンで就学できない14人の子どもたちの里親になっています。(写真左半分)

次は,世界の聖母奉献修道会の姉妹校で必要としている学校へ送ります。

昨年は,アフリカ,ガンビアの女子職業訓練校でパソコンを購入するためと,フィリピンの姉妹校の教材費支援と食事提供プログラムの支援のために使っていただきました。

最後は緊急の支援です。昨年は熊本地震やイタリア地震の復興支援などに寄付しました。

そして今月は,台風3号で大きな被害のあった九州北部の復興支援のために献金を集めます。