優しい心を育むカトリック教育

2017/12/13

「イエスと二人のマリア」

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昨日はお休みをいただいて午前中,検診へ行きました。

午後からは単身赴任で住んでいるマンションのドア枠の塗り替えがあるため,家で待機しなければなりませんでした。

それで時間があるので,長くお借りしていたDVDを観ることにしました。

それが「イエスと二人のマリア」です。

なんと二部構成の3時間半もある映画です。名作「十戒」と同じくらいの長さです。

聖母マリアに焦点を合わせた映画で,彼女の幼少期から始まり,「聖母の奉献」の場面もありました。

設定に聖母マリアとマグダラのマリアが若い時からの友だちというフィクションが軸になっており,それは違和感を感じました。

それと,ヘロデアという洗礼者ヨハネから糾弾される王女が,悪の権化のように描かれるのも軸になっています。

 

イエス・キリストの映画は作るのが難しいと思いますが,一番好きなのはロック・オペラでも有名な「ジーザス・クライスト・スーパースター」です。

この映画はイエスとイスカリオテのユダが軸になっています。

以前,劇団四季の「ジーザス・クライスト・スーパースター」を何度も観たことを書きましたが,この映画も何度も観ましたし,サントラ盤も何度も聴きました。

 

さて,話を「イエスと二人のマリア」に戻すと,ハイライトはやはりキリストの受難の場面でした。

ヘロデアの陰謀としてキリストが十字架にかけられる話は史実とは違うと思うので,悪との対比をこの映画は描きたいのかと感じました。

イエスの苦しみと母マリアの悲痛な思い,それに同調するマグダラのマリアの思いがよく描かれていました。

回心したマグダラのマリアが,復活のキリストに最初に出会う場面は印象的でした。

 

果たして,レンタルビデオにこの映画あるか分かりませんが,ゆっくりと時間が取れることがあればお勧めします。

ただ,フィクションが相当あることを承知して楽しんでください。