優しい心を育むカトリック教育

2018/10/23

いつくしみふかき

昨年,11月20日のブログに「本学院は結婚ラッシュ。昨年から10人以上の先生方が結婚しました。」と書きました。

それ以後も結婚ラッシュは続き,4組の結婚式・披露宴にご招待いただきました。

そのラッシュも一昨日で一段落,今私の予定に入っているのは来月の卒業生の式だけです。

21日の結婚式には大勢の卒業生がお祝いに駆けつけ,チャペルは溢れんばかりの人でした。

その式で感動的だったのは,「いつくしみふかき」の大合唱です。

式場の方も驚かれるくらい,チャペル中にその歌声が響き渡りました。

招待客の30名以上が本校の教職員,それに何十名という卒業生が加わったのですから,新婦も思わず感動の涙を流す大合唱になりました。

 

「いつくしみふかき」は讃美歌312番として知られ,カトリック聖歌集にも入れられています。

また,文部省唱歌「星の界(ほしのよ)」として日本では紹介されました。

結婚式の定番の讃美歌として歌われますが,カトリック教会では葬儀の時に歌われることが多いです。

これを作詞したジョセフ・スクライヴェン(1819~86)は婚約者を二度亡くす悲しみのどん底から,友なる主イエスに希望を見出し,新しい人生に踏み出していったと言われています。

そして,重病のために消沈している母を慰めるために書いた手紙が,「いつくしみふかき」でした。

 

披露宴へ行くと,結婚式場がそれぞれ新しい工夫をしているのが楽しみです

この写真はチャペルから出たところにある階段の両側が池になっていて,そこに列席者全員がおもりのついた風船を投げ込みました。

ところが,どんな仕組みになっているのでしょう,池に浮かんでいた風船が次々と空へ飛んでいきます。

これには驚かされました。