優しい心を育むカトリック教育

2020/03/23

オーストラリア3ヶ月語学研修帰国

 

 

昨夜,オーストラリアに3ヶ月の語学研修へ行っていた6名の生徒が,予定より8日早く帰国しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で,いつオーストラリアからの帰国便が飛ばなくなるか分からない状況で帰国を早める判断をしました。

皆がゲートから出てきた時には,ほっとしました。

元気そうでしたし,代表の生徒が帰国の挨拶を英語でしてくれて3ヶ月の実りを感じました。

私は生徒たちにも出迎えの家族の皆さんにも,最後までオーストラリアにいたかったと思うが,万一帰国できなくなってはとこの便が取れ帰国できて本当に良かったと話しました。

新型コロナウイルスの影響が拡大する中で,留学生もアメリカから来ていた2名が帰国しましたし,交換留学生としてアメリカへ行っている2名も今月中に帰国する予定です。それでも,政府が出す方針に従う必要があるでしょう。

 

 

それにしても,これほど閑散としている関西空港は初めてです。

到着便の掲示板を見ても,欠航の文字が並んでいます。関空へ近付いてくる飛行機を表す地図も,機影はありません。

事態の深刻さを感じました。

両替の銀行窓口も行員の人がいるだけで,お客さんは一人もいませんでした。経済への打撃も計り知れません。

私たちは先週から,職員朝礼で新型コロナウイルスに対する祈りを始めました。

 

憐み深い父なる神よ,今,私たちは,新型コロナウイルスによる感染症の集団感染危機に直面しています。

どうか主よ,この危機を私たちが乗り越えることができますように,恵みと力を与えてください。

私たちが不要な恐れに振りまわされることなく,適切な行動をとることができますように。

四旬節にあたり,私たちがまず日頃の生き方をふりかえり,回心することができますように。

今回の危機を通して,私たちがあなたのみ心にかなった生き方を見いだしていくことができますように。

感染拡大が止まり,感染している方々に必要な医療と助けが与えられ,治療方法が一日も早く見つかりますように。

主イエス・キリストによって,アーメン。