優しい心を育むカトリック教育

2016/12/19

クリスマス③

8-③

これはチャペルに飾られている馬小屋です。

これらの飾りつけは,昨年から11月21日の創立記念日に幼少中高の教職員が9ヶ所に分かれて取り組んでいます。

すでにご紹介した二つの馬小屋もそうです。

クリスマスの準備は自然と笑顔になります。

8-②

昨年12月のBULLETINに待降節ロウソク点灯式に話した内容を載せました。

今年は残念ながら仙台出張で点灯式にいなかったのですが,待降節の最初の日曜日(待降節第1主日)の前日17時に本館1階廊下の馬小屋に集まって1本目のロウソクに火をつけます。

「賢明学院の皆さんは,ここに入学する前とは違うクリスマスのお祝いをしてほしいと願っています。今まで皆さんのクリスマスはツリーやプレゼント,サンタクロースが中心だったでしょう。でも,賢明学院のクリスマスはこの馬小屋が中心です。神であるイエス・キリストは最も貧しい姿でお生まれになり,飼い葉桶に寝かせられています。そして,全ての人にとって大きな喜びである救い主の誕生の知らせが,まず羊飼いたちに伝えられました。そして,羊飼いたちはそれまで自分たちが描いていたイメージとは違っていたかもしれませんが,飼い葉桶に寝かされている幼子を救い主として受け入れ,神をあがめ賛美します。羊飼いたちは当時のユダヤ社会で最底辺にいる人たちでした。みんなから蔑まれ差別され忘れられた存在でした。その人たちに神様は最初に喜びのメッセージをお伝えになりました。それはイエス・キリストが『最も小さい者』(マタイ25:40)に『仕えられるためではなく仕えるため』(マタイ20:28)にお生まれになったことを表しています。

さて,明日から待降節が始まります。この期間私たちは,世界で社会で蔑まれ差別され忘れられている人たちのことを思い出してみましょう。もしかして私たちの身近なところにもそんな人がいるかもしれません。そして,私たちに何ができるか考えてみましょう。さらにそれを実行しましょう。それが私たちのクリスマスを迎える準備です。」

8-④