優しい心を育むカトリック教育

2018/01/22

ステンドグラス

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学院長もブログで取り上げてくださっている本校チャペルのステンドグラス,46期生の卒業記念品です。

本来ならば,昨年の卒業証書授与式までに完成してお披露目をする予定でしたが,設置場所の変更などもあったため大きく遅れてしまい,昨年末にチャペルへ入りました。

46期生の皆さんには絵葉書にしたものを送らせていただきます。もう少しお待ちください。

4年間の卒業記念品として5面の窓がステンドグラスに代わります。

完成した暁には,堺で一番美しいステンドグラスになっていることでしょう。

このステンドグラスに関しては,学院長がシリーズでブログに載せてくださるので,そちらをお読みください。

 

私にとってステンドグラスの想い出は,パリのノートルダム寺院のバラ窓なども印象に残っていますが,五島列島の素朴なステンドグラスが一番です。

2011年の夏,宗教科,聖書科の先生4名で下五島の巡礼に出かけました。

奈留島にある奈留教会を皮切りに17の教会を巡りました。

それぞれの教会は,信徒が自分たちで費用を出し合って建てた教会です。

そして,多くは鉄川与助という仏教徒の棟梁が建てたもので,世界遺産候補になっている教会もあります。

 

図2 図1 図3

中でも福江島の貝津教会のステンドグラスは,実にやさしい光が聖堂内に差し込んでいたのをよく覚えています。

この教会への道は分かりにくく,私たちは巡礼ガイドをお願いしていたので辿り着けましたが,自分たちだけなら無理だったでしょう。

どうも私はバチカンやルルドもそうですが,荘厳華麗な教会堂よりも素朴なものを好むようで,五島巡礼でも宮原教会に五島の素朴な信仰を一番感じました。

宮原教会は一般には全く知られていない,普通の民家に十字架を付けたような小さな小さな教会です。

図4 図5

この巡礼のことは,いつかこのブログでも取り上げたいです。