優しい心を育むカトリック教育

2019/09/26

チャペルにて

先週はチャペルでの集まりをブログに書きたかったのですが,時間が取れず今日になってしまいました。

まず,18日に「誕生月の祈り」がありました。毎月,小学校と合同でやっていますが,今年は小学校が9月になってから2学期が始まったので,8月9月に誕生日を迎えた児童,生徒,先生が集まりました。

2ヶ月を一緒にするのは初めてでしたが,写真で分かるように満席でした。

自由参加の中高生も沢山参加し過去最高の人数で,誕生した喜び,生まれてくれた感謝を共に祈りました。

 

 

21日には通信制課程の「前期終業式」と「誕生月の祈り」がありました。

私は式辞で始業式で話したことを取り上げ,その後でローマ法王の訪日について触れました。

 

この半年の間にまた仲間が増え,124名になった。通信制の存在感が増した。でも,全日制とのトラブルが起こっていないことはうれしい。

前期の始業式でマリーリヴィエの「すべての人がよく一致している共同体はなんとすばらしいことでしょう。それは天国の情景です」という言葉を紹介した。そして,皆で「天国の情景」を作り出そうと話した。それは,通信制と全日制にも言えることだと思う。自分たちは同じ賢明生であるという意識が,一致している共同体への一歩ではないか。

さて,今日皆さんに話そうと思っていることはローマ法王フランシスコの来日について。ポスターのキャッチコピーは「あなたに,話がある」。

38年前,ヨハネ・パウロⅡ世が東京,広島,長崎へ行かれた。そして,広島で全世界に向けて「平和アピール」をまず日本語で語られた。「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です」。その言葉は多くの人に感動を与え,共感の輪が広がった。

今回,フランシスコも平和について語られるだろう。私たちはそれにどう答えていくか一人ひとりが考えてほしい。

 

続いて,「誕生月の祈り」では,理事長が「ふたりはともだち」という絵本から「おてがみ」という話を紹介してくださいました。

私も「がまくん」と「かえるくん」の友情を描いたこの絵本は大好きですが,「おてがみ」は手紙をもらったことのない「がまくん」に「かえるくん」が手紙を書く心温まる話です。

「しんあいなる がまがえるくん。ぼくは きみが ぼくの しんゆうで ある ことを うれしく おもっています。  きみの しんゆう,かえる」