優しい心を育むカトリック教育

2019/04/18

ノートルダム大聖堂

 

パリのノートルダム大聖堂の火災は,世界中に大きな衝撃を与えました。

私がそのことを知ったのはM1HR合宿2日目の朝,体操のために生徒たちが集まってくる時に引率の先生から教えてもらいました。

すぐには信じられませんでした。

あとで映像を見て,尖塔が崩れる時の悲鳴はパリ市民の大きな悲しみと喪失感の表れだと感じました。

マクロン大統領は5年以内の修復を言っています。すでに1000億の寄付の申し出があったと報じるニュースを見ても,この大聖堂がどれほど人々にとって大切なものだったかが分かります。

 

私が初めて大聖堂を訪れたのは40年前です。記憶としては2月の寒いパリの印象が強いですが,バラ窓の美しさは言葉で表せないものでした。

そのバラ窓は今回被災を免れたようですが,正面のステンドグラスはどうだったのでしょう。

実は私が単身赴任している堺東のマンションの玄関に,長女がスケッチした絵を飾っています。

 

このプログに載せている写真は,4年前に生徒たちとフランス研修で行った時のものです。

信仰のあるなしに関わらず,大聖堂は圧倒的な感動を与えてくれます。

もちろんパリのノートルダム大聖堂だけではありませんが,まさに人類の遺産が消失してしまったことは残念でたまりません。

反対に,私の持論「形あるものはいつか壊れる」と納得している部分もあります。

様々な災害から人々が立ち直ったように,大聖堂もいつか美しい姿に修復されるでしょう。

でも,この6月にフランス研修へ行く高校2年生が,大聖堂の静寂と感動と高揚のひと時を経験できないのが寂しいです。