優しい心を育むカトリック教育

2017/04/25

フランス

本校は高校2年生がフランス研修旅行を実施しています。

しかし残念ながら,昨今の治安状況から昨年は急遽北海道へ,そして今年はカナダへ行き先を変更しています。

フランス研修旅行は賢明学院のルーツを探る旅です。

学院の創立者マリー・リヴィエにゆかりの地を訪れます。

はっきり言って,本校に入学しなければ決して行くことがなかった場所でしょう。

 

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紹介するのは2年前の写真ですが,マリー・リヴィエの生家を訪問したあと,彼女が洗礼を受けた教会を訪れました。

私が感心するのは,多くの生徒が熱心にルーツの地を巡り,熱心に説明のお話を聞くことです。

そして,マリー・リヴィエ生誕の地モンプザで市長がレセプションを開いてくださるのも,極東の地から高校生が訪問することに対して感謝と驚きの思いがあるからでしょう。

 

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フランスへ行くもう一つの大きな目的は,カトリック最大の巡礼地ルルドを訪れることです。

学院長も3月28日のブログで触れていますが,クリスチャンでない生徒たちにとってもこの地で全世界の人たちと「アヴェ,アヴェ,アヴェ,マリア」と大合唱しながら,ロウソク行列したことは生涯忘れられない感動です。

カトリック学校に入学したハイライトの一つがきっとこの場面でしょう。

様々ないやしの奇跡が起こっているルルドの泉,多くの生徒がその水を持って帰ります。

病んでいる時,苦しい時,悲しい時,その水が劇的な奇跡でなくとも慰めといやしを与えてくれるならうれしいです。

 

さて,今日フランスのことを取り上げようと思ったのは,皆さんもご存知のように昨日大統領選挙の第1回投票が行われたからです。

一日も早くテロのない安全なフランスになり,研修旅行をフランスへ戻すことができればと願っています。

 

個人的なことを取り上げるのはどうかと思いましたが,マクロン氏の奥さんは25歳年上のブリジットさん,マクロン氏の中高時代の恩師だそうです。

前任校でも私の同世代で教え子と結婚した先生が2人いました。2人とも男性教員で,教え子との年の差は10歳前後でした。

マクロン氏は昨日の演説でもブリジットさんのことを触れていました。

二人の愛にとても暖かいものを感じたので,取り上げてみました。