優しい心を育むカトリック教育

2017/10/13

ロザリオの月

IMG_7258

カトリック教会は10月を「ロザリオの月」と定めています。

聖母マリアへの崇敬を表す月としては5月の「聖母月」がありますが,10月もロザリオの祈りを通して聖母の取次ぎを願うという意味で,聖母マリアと深い関わりがあります。

ロザリオの祈りとは,「アヴェ・マリアの祈り」を祈りながら,福音書の中に記されているキリストの主な出来事を黙想していく祈りです。

写真のロザリオは校長室にあるもので地味な印象ですが,もっと華やかなものもありますし,10個だけの珠のものもあります。

ロザリオの名前の由来はラテン語の「ロザリウム」から来ており,それは「バラの冠」という意味を持っています。

珠をくりながら唱える祈りが,ちょうどバラの花輪を編むようなかたちになるからです。

日本のドラマなどで首からかけているのを見ることがありますが,それは正しい使い方ではないでしょう。

 

朝,チャペルから小学生がロザリオの祈りを唱える声が聞こえます。

残念ながら,中高ではロザリオの祈りの集いを持っていません。

カトリック学校の中には宗教の授業でロザリオを手作りして,それで祈っている学校があります。

私も作ったことがあります。

私はボーンクリスチャンなので,小さな頃からロザリオの祈りをしてきました。

でも,それは祈るというより,祈らされたという記憶です。

大人になってから中々進んでロザリオの祈りができないのは,そのトラウマ?!があるからでしょうか。