優しい心を育むカトリック教育

2018/11/16

光仁高級中学と六和高級中学

今回の台湾英語研修で私は二つの学校を訪問しました。

一つは昨日生徒たちと訪問した光仁高級中学です。

その様子は中高のホームページで詳しく報告していますが,障がいを持った生徒たちがダンスを披露してくれたことも書きました。

私が3年前に訪問した時,この生徒たちの教育に携わることはカトリックミッションスクールの使命だと考えています,と校長先生がおっしゃったことをよく覚えています。

前回は昼休みにこのクラスを訪れて,人懐っこく集まってくる生徒たちと言葉を交わしただけでしたが,今回は授業の内容も見せていただきました。

この生徒たちは,製菓,木工,園芸,部品作り,清掃と社会に出た時に役立つ技術を習っていました。

何度も繰り返して教えないと分からない生徒もいるそうですが,真剣にそして明るく取り組んでいます。

先生たちの愛情あふれる姿を見て,この学校の教育の原点を見る思いでした。

 

もう一つは今日,六和高級中学を訪問しました。

こちらは桃園市にある全校生2,500名を超す中高一貫校です。

本校が台湾英語研修を始めた2012年に生徒たちが訪問しました。

それ以後は距離が遠いこともあり,残念ながら学院長と私が3年前に訪問したきりになっていました。

反対に六和からは日本語クラスがあることもあって,毎年賢明に来てくださっています。

今日も今年2月に来日した生徒たち全員が出迎えてくれました。

この生徒たちや先生方が小さいながらも歓迎セレモニーをしてくださり,温かい気持ちを強く感じました。

セレモニーが終わってから校長先生を先頭に校内を案内していただきましたが,生徒たちも一緒に回り笑いが絶えない時間になりました。

両方の学校に感じることは,人と人とのつながりを大切にしたいという気持ちです。

光仁の校長先生もお忙しい中,一日私たちと共にいてくださいました。

六和の校長先生も生徒たちも,古くからの友人を迎えるかのように歓迎をしてくださいました。

昨日の交流で生徒たちも感じたでしょうが,「仲良し」であることが私たちにとってどれほど心地よいことでしょう。