優しい心を育むカトリック教育

2017/11/09

八重山諸島

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先週の30日から3日間,通信制課程研修旅行の下見に八重山諸島へ行きました。

昨年も一人で奄美大島の下見に出かけましたが,天気に恵まれず曇り空で海の色も映えませんでした。

今回は石垣島の玉取崎展望台で,青空の下ここでしか見られない海の色を満喫しました。

生徒たちも,晴れの日にここを訪れることを祈ります。

 

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石垣やいま村は石垣の古民家が移築されており,島人の暮らしを知ることができます。

シーサー色付けなどの体験もできますが,生徒たちが一番喜ぶのはリスザルの森でしょう。

私もエサやりをしましたが,リスザルがいっぱい寄ってきて体に登り写真のような状態でした。

動物が怖い生徒には,お勧めできませんね。

 

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川平湾は絶景スポットで,石垣島のポスターにも使われています。ここも海の色がきれいです。

ここは桟橋がなく砂浜からグラスボートに乗り込みます。

サンゴやシャコガイ,色鮮やかな魚を見ることができました。

これらを見ると,石垣島まで来たという気持ちになりました。

 

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石垣島での宿泊は,ツイン2部屋が一つになっているコテージ型のホテル,フサキリゾートヴィレッジです。

昼食をとったお店の方が「そんなホテルに泊まるなんて羨ましい」とおっしゃいましたが,生徒たちも大喜びすると思います。

でも,修学旅行の受け入れもきっちりとマニュアルができていましたから,高校生が泊まることもあるのでしょう。

夜の星空観察は浜辺に出ると明かりもほとんどなく,きれいに見えると思いますが,私は曇り空で2晩とも星は見ることができませんでした。

 

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私も石垣へ行くまで,戦争のために強制疎開された人たちの多くがマラリアで亡くなったことを知りませんでした。

私たちの知らない戦争の傷跡が他にもあるでしょう。

マラリヤという病気は日本では根絶することができましたが,世界ではまだ残っているところがあります。

過去の歴史を学ぶとともに,今の自分たちに何ができるかを考える時間になればと思いました。

 

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石垣港から西表島の大原港までは,船で45分位かかります。それほど揺れることもありませんでした。

石垣島,西表島ともレンタカーで回りましたが,西表は道路が1本だから迷うことがないとカーナビが付いていません。

確かに快適に走れる道路が1本だけですが,自分がどこを走っているか正確に分からないので,案内表示を見落として目的地を通り過ごすところでした。

島内は動物の飛び出しがあるので40km規制,確かに帰り道ウリボウ5,6匹が路上にいました。

 

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水牛で由布島に渡りました。実にのんびりとした雰囲気で,生徒たちも癒されると思います。

島は周囲2キロ余り,40分あれば回れる広さで,島全体が亜熱帯植物園になっています。

中でも「ブーゲンビレアガーデン」は色とりどりの花が咲き乱れ,南国へ来たという実感がありました。

案内板も多くあり迷うことはないので,ゆっくりと散策しました。

 

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奄美と同じくこの八重山でも,マングローブのジャングルをカヌーに乗って探検するのはハイライトの一つです。私は奄美では干潮の時に行ったので,マングローブの中を行くことができませんでしたが,今回は満喫することができました。

旅行社から先生は30分のコースと言われていましたが,1時間以上カヌーを漕ぎました。

2人で乗るカヌーで担当の方が一緒に漕いでくださいましたが,座っている姿勢が辛く,予想通り翌日に足腰ではなく腹筋が痛かったです。

 

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西表島のホテルの周りには南国の植物がいっぱい,ホテルの方が歩きながら花の名前を教えてくださいました。

中でも,黄色の彼岸花はあることは知っていましたが,見るのは初めてでした。

驚いたのは歩いてすぐの砂浜が,この季節は朝鮮半島から流れてくる流木で埋め尽くされていることです。

季節が変わると,また流れて行ってなくなるそうです。流氷のようだと思いました。

 

奄美大島と同じく八重山諸島も初めて行きました。

どちらも時間がゆっくりと流れ,通信制課程の生徒たちに合っていると感じました。

また,南国なので明るい雰囲気がよいと思います。

奄美と甲乙つけがたいですが,奄美より見る所は多いですね。