優しい心を育むカトリック教育

2017/11/21

創立記念日

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11月21日は賢明学院の創立記念日です。

1796年の今日,創立者のマリー・リヴィエが学校の設立母体である「聖母奉献修道会」を南フランスのチュエイで創立しました。

この日を全世界の姉妹校も,創立記念日として祝います。

 

中高ではこの日に合わせて,「一日静修」という宗教行事を行っています。

女子校時代から続く伝統のある行事で以前は座禅に取り組んだと聞いていますが,今は形を変えています。

まず,小学校がミサをやっている時間帯に放送による講話がありました。

今年の一日静修を指導してくださるのは,大阪教区の林和則神父様です。

神父様はご自分の経験から,イエス・キリストとの出会いに話を進めていかれました。

そして,聖書の中でイエスと出会った二人の人物,マタイとザアカイの話をされました。

共に徴税人として当時のユダヤ社会で徹底的に嫌われ蔑まれていた二人が,イエスと出会うことで本当の生き方を見つけていきます。

 

放送講話の後,リヴィエホールに移動して創立記念感謝ミサが行われました。

ミサはカトリック教会が一番大切にしている儀式です。

ミサの説教が二つ目の講話になりました。

福音朗読で読まれた「種まく人」のたとえ(マタイ13:1-9)から,イエスが豊かな実を結ぶように強く願いながら種(福音)をまかれたという言葉が心に残りました。

ミサが終わって最後の講話は,アメリカのドラマを見てキリスト教は死をどう考えているか説明してくださいました。

教会は11月を死者の月としており,ミサの中で賢明学院にゆかりのある物故者のために祈られました。

死で終わりでないこと,死んだらイエスが迎えに来てくださることを話されましたが,それより「イエスの教えは死後に天国へ行くためではなく,今をよりよく生きるためだ」が印象的でした。

 

午後から先生たちは学院研修がありました。

そして,最後は先生たち全員が手分けして,学院中のクリスマスの飾りつけをしました。

今年もこれの紹介を,ブログでしていきたいと考えています。