優しい心を育むカトリック教育

2019/12/04

創立記念日

 

11月21日は創立65周年の記念日でした。中高ではこの日に毎年「一日静修」という宗教行事があり,沈黙の時間を過ごし自己を振り返ります。

リヴィエホールで小学校が先に創立記念ミサをするため,昨年までは第1講話を放送で聴いていましたが,今年は中高体育館で聴きました。

移動の時間,私は校長室で待っていましたが,生徒たちが沈黙を守って移動したので本当に移動しているのか不安なくらいでした。

本校生ほど沈黙できる中高生はそういないと思います。

 

 

リヴィエホールへ移動して,まず理事長先生のご挨拶がありました。そこでも,沈黙の内に集合できたことを触れてくださいました。

今年の一日静修の指導者は,モザンビーク出身のイポリト神父様でした。生徒たちはアフリカ系の神父様にお会いするのは初めてだったかもしれません。

創立記念ミサの「説教」では,「皆さん,まず歌いましょう」とモザンビークの聖歌を教えてくださいました。

その後,ご自身のこと,何故神父になったかなどを話されました。

まだ日本語が上手くありませんとおっしゃりながらも,その暖かいお人柄に生徒たちはどんどん魅了されていきます。

 

ミサの後の第3講話では,これがモザンビークの服装ですと鮮やかなシャツで登場されました。

人を愛するとはどういうことか分かりやすく話してくださいました。

最後には「国の言葉でありがとうはゴシュクールです」と教えてくださり,生徒たちも神父様も「ゴシュクール」で終わりました。

 

午後からは先生たちの学院研修があり,今年は「私にとっての創立者」というテーマで小学校と中学校の先生が発表してくださいました。

それが終わって恒例となった待降節・クリスマス準備を9ヶ所に分かれて行いました。

写真は馬小屋とツリーを飾ることになったリヴィエホールのエントランスの様子です。

この準備が終わると,学院もクリスマスの雰囲気に満ちていきます。