優しい心を育むカトリック教育

2019/12/07

待降節ロウソク点灯式

 

今年も待降節(クリスマスまでの準備の期間,アドヴェント)が始まる日曜日の前日である11月30日に,1階廊下の馬小屋前でロウソク点灯式が行われました。

聖歌「あわれみの神」の独唱の後,理事長先生が待降節の第1週を表す1本目のロウソクを点けてくださいました。

全員で「まきびと」を歌いましたが,例年よりも参加者が多く大きな歌声が廊下に響きます。

イザヤ書の朗読が今年は英語で読まれ,私がクリスマスの話をしました。

「来日された教皇フランシスコが,イエス・キリストのことを『最も隅に追いやられた人』と紹介しましたが,馬小屋で生まれたキリストの姿はまさにそのことを表しています。そして,当時の社会の中で隅に追いやられていた羊飼いたちに,まず救い主の誕生が告げられました。つまり,救い主の誕生は『民全体に与えられる大きな喜び』ではあるけれど,中でも隅に追いやられた社会的に弱い立場の人々にとって大きな喜びでした。では,この喜びが現代の社会ではどのように伝えられるのでしょう。もう一度キリストが生まれてくださることでしょうか。私は違うと思います。私たち一人ひとりが隅に追いやられた人のことに気付き,心にかけ,自分にできることを実行することによって喜びが広がるのです。今,私たちはお米一握り運動をしています。飽食の時代と言われているこの日本でも,一握りのお米を待っている人たちがいるのです。」

 

祈りの集いが終わってから校門付近に出て,今度はイルミネーション点灯のカウントダウンです。

点灯すると歓声が上がり,生徒たちは友だちと並んで写真を撮っていました。私も何人もの生徒に撮ってもらいました。

この点灯式が終わるとクリスマスの雰囲気になるのと,本格的な冬の到来を感じさせます。

そう,本校には冬の到来を感じさせるものがもう一つあります。それは,私が長袖のカッターシャツを着ることです。今年は,ちょうどこの日に重なりました。

私にとって地球温暖化を実感するのは,半袖で過ごせる日がどんどん伸びていることです。それにしても11月29日まで半袖を着たのは最長です。