優しい心を育むカトリック教育

2021/11/27

待降節ロウソク点灯式

 

 

昨日の17:30から本館1階廊下に飾られている馬小屋前で「待降節ロウソク点灯式」が行われ、例年より大勢の生徒が集まりました。

私はロウソクに点火した後、クリスマスの話をしました。

「キリストが誕生した時のイスラエルの国は、ローマの圧政に人々が苦しんでいました。ちょうどこの2年間世界がコロナ禍で苦しむのと同じように。ローマの圧政に人々は救い主を待ち望んでいました。それは強い力を持った政治的な解放者としての救い主です。しかし、救い主としてお生まれになったキリストは、今読まれたイザヤ書に書かれていたように『平和の君』なのです。私たちに平和を、安心を、救いを与えてくださる方です。イザヤ書にはもう1箇所、救い主の預言が書かれています。それは7章の『「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。/その名はインマヌエルと呼ばれる。」これは、「神は私たちと共におられる」という意味である。』です。この預言はどんな苦しい状況にあっても『神は私たちと共におられる』と宣言しているのです。今年のクリスマスは、コロナ禍で苦しむ私たちを神が決して見捨てたわけでなく、忘れてしまったわけでなく、私たちと共に苦しみ、寄りそい、共におられることを改めて実感する日にしたいと思います。」

 

 

 

点灯式の後は外へ出て、今度はイルミネーション点灯のカウントダウンです。

ゼロの声と共に一斉に点灯すると歓声が上がりました。

この日は年に一度校内でスマートフォンを使うことが認められていますので、皆んな思い思いに写真を撮り合っていました。