優しい心を育むカトリック教育

2019/01/20

新成人お祝いの集い

 

ちょうど1週間前の13日に,リヴィエホールで「新成人お祝いの集い」がありました。

小学校,高校の46期卒業生が,母校へ帰ってきました。高校の卒業生だけでも150名近い人数です。

集いの第一部は「祝福ミサ」が中心です。髙畠政行神父様司式のミサに与り,一人ひとりが神父様から祝福をいただきました。

そして,新成人代表の二人が誓いの言葉を述べました。

「社会の中で私たちができることは,一人ひとりに与えられた役割をできる限り行っていくことだと思います。賢明学院で共に学んだ,祈り,学び,奉仕せよ,の精神をいつも心に留めておきます。自分自身にできることはそれぞれに異なっていても,よりよい日本へと変えていきたいという共通の思いを持ち,取り組んでいくことで,私たちをこれまで育んでくれた社会への恩返しにつながると思います。」

 

ミサの後で祝辞として,私は新成人にこんな言葉を贈りました。

「私が成人を迎えたのは45年前です。今と比べると,その時の方が将来を思い描くことがたやすかったと感じます。現代はAIやロボットによって失われる職業が沢山あると言われています。自分が夢見た職業に就いて頑張っていたのに,ある日その仕事がなくなることもあるかもしれません。その時に絶望して自分の価値を見失ったり,やけっぱちになる人生を皆さんには送ってほしくないです。皆さんは賢明学院で,一人ひとりがどれほど尊い存在か,どれほど神から愛されているか,困難にぶつかった時に神が必ず助けてくださることを学びました。卒業してから今日まで,キリスト教的な価値観を意識せずに生きてきたかもしれません。しかし,皆さんの人生の土台にはそれが根付いていることを忘れないでほしいです。」

 

全員で記念撮影をして,第二部は同窓会です。旧交を温め,写真を撮りあったり,おしゃべりしたり,楽しい時間を過ごしました。