優しい心を育むカトリック教育

2018/05/16

泰山木

理事長先生が泰山木(タイサンボク)の花が咲いていますよ,と教えてくださいました。

理事長室の前にその大きな花が飾られていました。

見たこともない花です。賢明に来て7年目で初めて見ました。花の名前も初めてです。

どこに咲いているのですか,と尋ねたら小学校とのこと,早速写真を撮りに行きました。

 

「泰山木」は北米原産のモクレン科の常緑樹だそうです。

甘い香りがとても強く,何故今日までこの花のことが気付かなかったのか不思議なくらいです。

実は木蓮は私の好きな花の一つです。

ところが今回,泰山木のことを調べて分かったのが,私が好きなのは白木蓮(ハクモクレン)で,本来木蓮は花が紫色の紫木蓮(シモクレン)のことを指すそうです。

 

白木蓮と辛夷(コブシ)の花は似ています。

辛夷と言えばすぐに思い出すのが,高石ともやさんが歌っていた「私の子供達へ —父さんの子守唄—」です。

私の大好きな歌で,私が歌詞をすべて覚えている数少ない歌の一つです。

 

詞・曲 笠木 透

生きている鳥たちが 生きて飛び回る空を

あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう

近づいてご覧なさい 辛夷の花があるでしょう

 

生きている魚たちが 生きて泳ぎ回る川を

あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

目を閉じてご覧なさい 野原が見えるでしょう

近づいてご覧なさい 竜胆(リンドウ)の花があるでしょう

 

生きている君たちが 生きて走り回る土を

あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう

近づいてご覧なさい 辛夷の花があるでしょう

 

この歌を今から40年前,信州修学旅行のキャンプファイヤーで歌ったことをふと思い出しました。

私が教師になった最初の夏のことです。