優しい心を育むカトリック教育

2018/08/07

研修

 

 

夏休みに入ってから,早2週間近くが経とうとしています。

私は7月30日からほとんど出張に出ていましたので,このブログも10日間お休みしました。

この間に3つの研修に参加しましたので,今日はその報告をしたいと思います。

 

まず,30日から3泊4日で開かれた「宗教・倫理教育担当者ワークショップ」に参加しました。

今年で29回を数えますが,私が参加できなかったのは3年前のアメリカ出張の時だけです。

鎌倉十二所にあるイエズス会日本殉教者修道院に,全国から23名の宗教科,聖書科の先生たちが集まりました。

内容は模擬授業を中心に,分かち合い,祈り,ミサと朝の9時から夜の9時半まで予定がびっしりです。

私が参加するどの研修よりもハードで,その代わりどの研修よりパワーと癒しをもらったと実感できるワークショップです。

宗教科の先生はどの学校でもマイノリティですから,ここに集うと仲間がいるという喜びがあり,同じ悩みを抱えながら日々悪戦苦闘していますから,パワーと癒しとそして教案をもらいます。何しろ,教科書も指導書もない教科ですから。

写真は暗くて分かり辛いですが,修道院の建物と最初のセッションの分かち合い,2日目夕の祈り,模擬授業,最後のミサの様子です。

 

8月3日には,「大阪府認可私立通信制高等学校 教育研修会」に参加しました。

こちらは主に公立中学校の先生に大阪府認可の8校を紹介する研修会ですが,教員,保護者で200名の参加があり,それに通信制関係者が100名近くいましたから会場に入りきれないくらいでした。

通信制全般の説明があってから8校の紹介がありましたが,本校はトップバッターでした。

最後には6名の生徒インタビューがあって,本校も高校3年生の女子生徒が出てくれました。

私は他の出張があったために過去2年参加できませんでしたが,今回初めて参加して人数も200名を超えたと聞いて通信制のニーズが高まっていると感じました。

 

昨日6日には「大阪私学教員研修会」に参加しました。こちらは80名しか参加がなく勿体ない感じがしました。

私も昨年企画担当となり初めて参加しましたが,話題が幅広く今年も関心のあるテーマでしたので出席しました。

しかしながら,90分の講演を4本聞くので中々ハードです。

講演Ⅰは「学校で起こりやすい法的諸問題」について弁護士の先生が担当され,具体的な判例をいろいろ説明してくださり,学校の危機管理に対して意識を深めました。

Ⅱは「小学校外国語教育の教科化」に関するもので,日本がアジアの国でいかに遅れているか痛感しました。

Ⅲは「認知症」について詳しく説明してくださり,おかげさまで自分が今は認知症でないことが確認できました。

Ⅳは「ICT教育」に関するもので大変刺激的でした。

これらの研修内容はぜひ先生方と共有したいと思いました。