優しい心を育むカトリック教育

2021/10/28

研修旅行祈りの集い

 

 

高2の研修旅行から帰って4日経ちました。2日間は代休でしたので、生徒たちは昨日から元気に登校しています。

研修旅行は天候は不順でしたが、内容も充実しており生徒たちの満足度も高いものでした。

早速、保護者からも本当に喜んで帰ってきたというお声をいただきました。

 

私にとって一番印象的だったのは、北一条教会での祈りの集いでした。

ホームページに載せた研修報告では既報ですが、「賢明らしさ」という点でこれが心に残りました。

「賢明らしさ」を出すために過去の研修旅行でも、フランスではルルドのロザリオ大聖堂におけるミサ、昨年の九州では浦上天主堂におけるミサ、5年前の北海道ではトラピスト修道院での祈りの集いを企画しました。

実は今回もトラピスト修道院にお願いしたのですが、残念ながらコロナ禍のために断られました。

それで、以前本学院の理事もしてくださっていた松村繁彦神父様にお願いして、北一条教会をお借りすることができたのです。

北一条教会はカトリック札幌教区のカテドラル(司教座聖堂)、つまり教区の中心的な教会で100年以上の歴史があります。

松村師は大阪教区の神父様ですが、出向という形で札幌で働いておられます。私も久しぶりにお会いしましたが、お元気そうでした。

祈りの集いを始める前に短い沈黙の時間を作りました。それだけで生徒たちは祈りの姿勢になりました。

流石に毎日、祈りで始まり祈りで終わる学校生活を送っているだけのことはあります。

もう一つ感動したのは、松村神父様のお話を皆が真剣に聴いていたことです。

アイヌの話やご自分が毎年行っておられるカンボジアのことなどを通して、「平和を築く」ことについて話してくださいました。

美味しいご馳走を食べ毎日楽しかった研修旅行の中で、この祈りの集いが生徒たちの心にいつまでも残ればと願います。