優しい心を育むカトリック教育

2021/12/16

聖マリー・リヴィエ

 

校長室前の廊下に宗教部の掲示板があります。

毎年この季節になると沢山のクリスマスカードが飾られます。右側がチャイルド・ファンド・ジャパンを通して支援しているフィリピンの子どもたちから、左側が各校から送られてきたものです。

そこに拡大コピーされた手紙が貼られています。本校の設立母体である聖母奉献修道会の総長から送られてきました。

そこに書かれている内容は私たちにとって大きなGood Newsでした。

創立者マリー・リヴィエが今月13日にフランシスコ教皇によって聖人として宣言されたのです。

1982年5月23日にマリー・リヴィエは教皇ヨハネ・パウロ二世によって、福者に列せられました。

私たちの学校は毎日が祈りで始まり祈りで終わりますが、先生たちも職員朝礼で祈ります。

祈りは日替りで生徒たちと同じく、主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、その英語版、平和を求める祈り、自然災害被災者のための祈り、そして、マリー・リヴィエの列聖の恵みを願う祈りをしてきました。

ですから、私たちの祈りが聞き入れられたわけです。

 

福者も聖人も私たちの模範となるキリストの生き方に倣った人生を送った人ですから、大きな違いがあるわけではありません。

福者が聖人として宣言されるためには、その福者に神への取り次ぎを願って現代の医学では説明できない奇跡的な治癒をバチカンが認めなければなりません。

この審査は厳格に行われると聞いたことがあります。

今回はフィリピンの方に奇跡が起こったそうです。実は私も取り次ぎを願ってある方の奇跡的な回復を祈っていたのですが、あきらめずに祈り続けようと思っています。

 

これからは福者マリー・リヴィエと呼ばずに聖マリー・リヴィエと呼ぶことになります。

おそらく来年、列聖式がバチカンで行われます。それに合わせて学院としてもお祝いの行事が組まれることでしょう。