優しい心を育むカトリック教育

2019/05/27

聖母月の集い

 

25日は行事の多い一日になりました。まず,朝から「聖母月の集い」が行われました。

例年はジャケットも着た正装でしたが,今年は真夏のような暑さのために急遽それを取り止めカッターにネクタイ姿となりました。

カトリック教会は花が美しく咲き乱れる5月を「聖母月」と呼んでいますが,本校でも毎年祈りの集いを持っています。

生徒たちが家から持ってきてくれた花でマリア像を囲み,そこにクラスの代表者がマリア様を表す百合の花をささげていきます。

今年は中学2年生が台北で交流している光仁高級中学の皆さんも参加し,最後に教員代表と共に献花してくださいました。

 

 

献花の後は,今年も理事長先生がお話をしてくださいました。

聖書朗読で読まれたマリアのエリサベト訪問を取り上げ,私たちも自分がうれしいことがあれば友だち家族と分かち合いたいと思うのと同じように,マリアがエリザベトと喜びを分かち合われたこと,祈りを深めることによって自分が何をすべきかを知り,力をいただくこと,マリアのように自分から行って人に奉仕することの大切さなどを話してくださいました。

祈りの集いに続いて,光仁高級中学の歓迎セレモニーが行われました。

 

光仁の皆さんは22日の昼に来日,私と副校長はいつもの「KENMEI」の幟をもって出迎えに行きました。

セレモニーではまず私が,「今日は本校が10年前の女子校時代から大切にしてきた『聖母月の集い』に参加していただくことができてうれしく思います。」と挨拶しました。

私の通訳をしてくれた高校1年生の生徒も,生徒代表の挨拶を中国語でしてくれました。光仁の先生や生徒の挨拶の後,記念品の交換を行い,記念写真を撮りました。

セレモニーが終わってから,昨年,光仁へ行った中学3年生が交流の時間を持ちました。光仁から来ている皆さんも同じ学年です。

 

3限4限は高校2年生のグローバルクラスと一緒にクッキング,大阪名物お好み焼きを作りました。

食堂の人気メニュー,キーマカレーも味わってもらいました。

ここでも学年を超えた交流ができたようで,英語の会話が飛び交っていました。

 

 

さて,聖母月の集いに今年は60名も参加した通信制の生徒は,集いに続いてチャペルで「誕生月の祈り」がありました。

ここでも理事長先生の講話があり,一人ひとりが神様の最高傑作であると話してくださいました。

通信制は全員が毎月この祈りの集いに参加します。最初は宗教的な行事に戸惑った人がいるかもしれませんが,知らず知らずの内に沁みこんでいくものがあるのです。

今年,聖母月の参加者がすごく増えたのを見て,改めて感じました。