優しい心を育むカトリック教育

2020/03/11

賢明学院創立65周年記念コンサート

 

先月25日,昨年オープンしたばかりのフェニーチェ堺で,「賢明学院創立65周年記念コンサート」が開かれました。

新型コロナウイルスの感染が広がり始めた時期でしたので,開催には万全を期す形で全員がマスク着用,入館退館時にアルコール消毒をする態勢を取りました。

マスクも来場者全員分以上を準備しましたが,生徒たちはちゃんと自分で用意していました。

あの日から半月以上が経ち,感染の報告は1件もありません。

 

 

演奏は関西屈指のオーケストラ,大阪フィルハーモニー交響楽団です。

幼稚園から高校生,それに来賓,保護者,教職員を加えた1700名の聴衆を魅了する演奏でした。

クラシック音楽に余り関心のない人にも楽しめるプログラムを組んでくださり,馴染みの曲もあれば楽器紹介もあり,あっと言う間の2時間でした。

中でも最初に小学校の校歌,最後に中高の校歌がオーケストラで演奏されると,それぞれ児童生徒が大きな声で歌いました。

中高の校歌は60周年記念式典で披露されましたが,小学校の校歌がオーケストラで演奏されるのは今回が初めてでした。

(校歌の演奏は学校のホームページで公開されています。)

 

 

演奏が終わって,児童,生徒代表が指揮者とコンサートマスターに花束贈呈をしました。

そして,最後に私が「感謝の祈り」をしました。

「恵み深い神よ,今日創立65周年記念コンサートを開催できたことを感謝いたします。オーケストラの美しい調べを聴きながら,65年の歴史に思いを馳せ,この日まで見守り導いてくださったことを感謝しておりました。1954年,幼稚園から始まった賢明学院が小学校,中学校,高等学校と成長し,女子校だった中学高等学校が10年前に共学となり,4年前には通信制課程も誕生しました。あなたがわたしたちにお示しになった愛の教えを元に,創立者マリー・リヴィエの教育にかける情熱と意志を引き継ぎ,今日まで学校を続けてまいりました。

『福者マリー・リヴィエにならって祈り,学び,奉仕しなさい』と言う校訓は,今も園児児童生徒たちに引き継がれています。『THE BEST』『最上を目指して最善の努力を』と言うモットーは,子どもたちにとって日々の指針となっています。これからの混沌とした激動の時代にあっても,これらの精神に基づいた教育を続けていけるようにどうぞ導いてください。

賢明学院がこの堺の地で,創立70周年,80周年,90周年,100周年を迎え,さらに成長し,神の愛を証しし,園児児童生徒たちが生き生きとした学校生活を送ることができますようにお守りください。

わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。」