優しい心を育むカトリック教育

2021/04/17

通信制課程前期始業式

今日は通信制課程の前期始業式が行われました。新入生が50名を超えたこともあり、例年のチャペルではなくリヴィエホール多目的室で初めて行いました。

部屋一杯の生徒を見て6年目の通信制課程がここまで成長したことに感動しました。

私は式辞で賢明生になるということを、創立者マリー・リヴィエの言葉を紹介しながら話しました。

「マリー・リヴィエの言葉に『あなたにできるよいことをぜんぶ果たしなさい。神はどれほど喜ばれることでしょう。』がある。幼稚園や小学校では分かりやすく『あなたのできるよいことは何でもしなさい』と教えている。では『よいこと』とは何か。それは人が喜ぶことを実行すること、そして人が喜ぶことが神にとっても大きな喜びであり、私にとっても大きな喜びである。私たちは誰でも二つの心を持っている。一つは『暖かく、優しい心』、一つは『冷たく、意地悪な心』。そのどちらを人に表していくか、冷たく意地悪な心では人を喜ばすことができない。賢明生になるとは、『あなたのできる良いことは何でもしなさい』をいつも意識して実行していくこと。

もう一つマリー・リヴィエの言葉を紹介したい。『神と隣人への燃え立つ愛によって、輝く太陽となってください』。人が喜ぶことが神の喜びと言ったが、神を愛するにはどうしたらよいか分からない人もいる。聖書にはこんな言葉がある。『この最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたこと』(マタイ25:40)。実は、人を愛することが神を愛することになる。それによって輝く太陽になる。賢明生として輝く太陽になるよう意識しなさい。」

 

怒涛の2週間が終わりました。この間、3回の入学式と3回の始業式、3回の新入生講話をしました。

何が大変と言って、六つの式辞を考えることでした。今日は今から滋賀の家に帰ってちょっとゆっくりします。