優しい心を育むカトリック教育

2018/09/22

通信制課程前期終業式

通信制課程は二期制なので,本日「前期終業式」が行われました。

内容は教員による「始めの祈り」,生徒による「聖書朗読」は全日制と同じですが,続いて学年代表による「共同祈願」が入ります。

全日制でもミサの時などは共同祈願がありますが,終業式ではありません。

写真は3年生の代表が祈っているところですが,それぞれの学年が自分たちの思いを込めた祈りをします。

式辞で私は次のような話をしました。

「9月に入って台風,地震の被害が続きましたが,多くの人がボランティアとして被災者を助けました。本校でも台風の被害を受け5日に先生たちが復旧作業をしました。その時,バスケットボール部やサッカー部の生徒たちもボランティアとして気持ちよく作業を手伝ってくれました。通信制の皆さんの中にも呼びかければ学校へ駆けつけてくれた人もいるかも知れません。本校の校訓は『祈る。学ぶ。奉仕する』です。皆さんもこれを大切にしてくれていると思います。キリスト教の教える愛は,自分が犠牲になって苦しい思いをするものではありません。相手のために何かして相手が喜んでくれたなら,それが自分の喜びになることです。大きなことができなくても,毎日の生活の中で意識すれば奉仕する場面はたくさんあります。例えば,後期の始業式まで家での生活が多くなるでしょう。そこでお父さん,お母さんの手伝いをすることも『奉仕』かもしれません。」

 

今日は終業式に続いて,8月9月生まれの人たちの「誕生月の祈り」がありました。

毎月,理事長がお話をしてくださるのですが,今日はトッド・パール作,つだゆうこ訳の絵本『ええやん そのままで』を読んでくださいました。

関西弁で訳されている,とっても素敵な絵本でした。

まさにタイトルにあるように人にはいろんな違いがあるけど,「ええやん,そのままで」というメッセージが一人ひとりの心に届いたと思います。