優しい心を育むカトリック教育

2021/10/05

通信制課程後期始業式

 

先週の土曜日、2日に通信制課程の後期始業式と総合学習がありました。前期終業式は台風接近で前日に中止を決めたのですが、当日は拍子抜けの台風でした。

式辞としては、政治の世界で人事が話題になっていましたので、生徒たちにとっての「忖度」や「顔色をうかがう」ことを話しました。

相手の気持ちを考えるという意味ではそうできる人間になってほしいこと、でも、人の顔色をうかがってばかりいて自分の気持ちや考えを押し殺してしまうような人にはなってほしくないこと、人のことなど考えずに自分勝手なことばかりしていては社会生活は送れないこと、しかし、人の目を気にしてばかりいるのもどうだろう、結局は自分という人間をどんなふうに作っていくかということだと続けました。

 

総合学習の話は、創立者マリー・リヴィエについてです。宗教の授業でも習っていますが、生家などのゆかりの地の写真を紹介しながら簡単に生涯の説明をしました。

そして、創立者の考えを知るならその言葉を読むことだと14個の言葉を紹介しました。ここでも、いくつか取り上げてみます。

・たびたび祈りに頼りなさい。しばしば神に心を向け,神の愛を望みなさい。

 

・熱意をもって教えなさい。徳の高い,善意に満ちた生活にこそ,真の幸福があることを感じさせるよう,子どもたちを育てなさい。

・すべての人がよく一致している共同体はなんとすばらしいことでしょう。それは天国の情景です。

 

 

この写真は創立者の生家と洗礼を受けた教会です。