優しい心を育むカトリック教育

2020/06/15

通常登校

 

 

今日から通常授業が始まりました。全校生が登校するのは3ヶ月半ぶりです。

マスク着用,検温,換気,消毒など分散登校中も実行してきたことを徹底させています。

さらに本日から奉献会のご厚意でサーマルカメラを導入し,生徒たちの検温がよりスムーズに行えるようになりました。

カメラの前を通るだけですぐに体温がパソコンの画面上に表示されます。全校生の登校に威力を発揮しました。

 

放送で1学期の始業式を行いました。私は,この数ヶ月,地球上のすべての人が今まで経験したことのない月日を過ごしたこと。みんなも家にいて苦しい大変な思いをしただろう。しかし,いろんなことを考える時間もあったこと。私もこの新型コロナウイルスの感染は自分の生き方を問うものだと感じたことを話しました。

そして,この困難な時期に自分のことだけ考えずに,人のために働きたいと願った人が沢山いたこと。みんなも若い人は感染しにくい重症化しにくいと言われているけれど,家にお祖父さんお祖母さんがいるから外出を控えた人もいるだろう。新型コロナウイルスの感染はなければよかったに違いないけれど,困難な時こそ自分のことだけでなく人のことを考える,人のことを優先することがいかに大切か改めて確認できたと続けました。

 

中学1年生は本来HR合宿で実施するオリエンテーションが体育館でありました。

私も例年する話をしましたが,生徒たちはしっかりと聴いていました。これが賢明生になる第一歩です。

授業も落ち着いた雰囲気の中で進められました。

対面とリモートの違いがあるとは言え,授業を続けてきた効果でしょう。

 

 

そして,放課後は待ちに待ったクラブ活動です。

校長室はグラウンドに面していますが,女子ダンス部の音楽が聞こえています。

サッカーも他の運動系のクラブも,徐々に体調を整えて活動してほしいです。

しかし,こうして生徒たちの声を聞いていると3カ月半の空白を感じません。不思議なものです。