優しい心を育むカトリック教育

2019/04/09

1学期始業式

今日は全学年揃って1学期の始業式がありました。

私は式辞で,入学式で取り上げたイチロー選手の引退や彼の言葉を導入で紹介して,次のような話をしました。

 

言葉はその人の考えを私たちに伝えるもの。今日読まれた聖書の言葉,「求めなさい。そうすれば与えられる」もイエス・キリストの有名な教えであり,私たちは福音書を通してイエスの言葉や教えを知ることができる。

実は毎年,入学式と1学期の始業式ではマリー・リヴィエの言葉を紹介してきた。一昨年は「あなたにできるよいことをぜんぶ果たしなさい。神はどれほど喜ばれることでしょう」。昨年は「神と隣人への燃え立つ愛によって,輝く太陽になってください」。今年紹介したいのは,「すべての人がよく一致している共同体はなんとすばらしいことでしょう。それは天国の情景です」。

マリー・リヴィエが言う「天国の情景」とはどういうものだろう。こんなたとえ話を聴いたことがあるか。天国も地獄も同じ光景で,テーブルを人々が囲み,そのテーブルの上に沢山のご馳走が乗っている。そして,みんな1メートルほどの長い箸を持っている。地獄の人たちはその箸でご馳走をつまみ自分が食べようとするが,箸が長いのでどうしても食べられない。それに対して,天国の人たちはその箸でご馳走をつまみ,前に座っている人の口に持っていく。だから,みんなご馳走を食べることできるという話。

自分ことだけを考えたり,自分がわがままになってしまうと一致しているクラス,共同体にはならない。人のことを優先する,人のことを思いやる気持ちを持てば,クラスも学年もクラブも「天国の情景」を作り出すことができる。

「天国の情景」になる第一歩として意識してほしいのが挨拶。笑顔で明るい声で挨拶されれば誰でもうれしい。毎年,気持ちのいい挨拶のできる日本一の学校になろうと呼びかけてきた。今年もチャレンジしたい。校内で出会う人,近所の人,知らない人であっても挨拶をすれば挨拶を返してくれる。つまり,自分から挨拶しよう。自分から「天国の情景」を作り出していこう。

 

始業式の後,セブの英語研修,オーストラリアの3ヶ月留学を経験した生徒の代表が挨拶をしました。

次に,3月10日から5日間,フィリピンのダバオへ行ったインターアクトクラブ3名がパワーポイントを使って報告しました。

このボランティアツアーは3月13日に学校ホームページで紹介しています。

 

 

午後にはクラブ紹介の「新入生オリエンテーション」がありました。

私は最後の方しか見に行けませんでしたが,ラストの女子ダンス部の発表は,バトンチアダンス部が最後方から応援していました。

前半最後のバトンチアダンス部の発表の時には,女子ダンス部の応援がすごかったそうです。

女子ダンス部は2月に全国大会に出場した中学生がまずパフォーマンスを披露,写真で宙返りしている生徒が分かりますか。