優しい心を育むカトリック教育

2019/05/07

10連休

賢明学院は数年前から学院全体でゴールデンウィークをお休みにしているので,今までにも9連休はありました。でも,10連休は初めてです。

私は前回のブログで報告した東京出張の後,5月に入ってから6日間休むことができました。

2日は一昨年も行った,私の地元草津にある「三大神社」の藤を見に行きました。

 

「砂ずりの藤」と呼ばれ,満開になると2メートル近くになるのですが,まだ少し早かったようです。

それでも花の香りがただよい,大勢の人が訪れていました。

そこから湖岸道路に出ようとして道に迷い,小さな池に出ました。

私も草津にこんな場所があると初めて知ったのですが,「千蓮美那の池」には睡蓮が綺麗に咲いていました。

湖岸道路を守山まで走り,佐川美術館へ行きました。

いつもは閑散としているのに大勢の人です。全く知らずに行ったのですが,木梨憲武展をやっていました。

彼の作品を見るのは初めてでしたが,その才能に圧倒されました。

 

 

3日は韓国からのお客様を関西空港まで出迎えに行きました。戻ってくる時に伏見の「城南宮」へ寄りました。

私も初めて行ったのですが,庭園に花が咲き乱れ見ごたえのあるものでした。

このお客様は,私が所属している草津教会で23年間働いてくださった神父様が退任される記念ミサと感謝の会に出席するため来日されました。

草津教会はソウルの吉洞(キルドン)教会と姉妹提携しています。

神父様が移られた唐崎メリノールハウスを訪れました。

この施設の横には唐崎神社があり,そこには有名な松があります。

 

ここは現存する近江八景の一つ「唐崎の夜雨」の地です。

何年か前に松の大木の幹が腐り,今の姿になってしまいました。

ここには「唐崎の松は花より朧にて」という芭蕉の句碑もあります。

 

4日には退任ミサがあり,300名近い人々が集まりました。東京から来られた方もありました。

6名の神父様による共同司式でしたが,こんな人数の共同司式は草津では初めてかもしれません。

お昼からホテルで行われた感謝の会も250名が出席し,神父様が皆から慕われていたことがよく分かりました。

終わってみれば早い休日でしたが,それなりに充実していたなと感じます。

生徒たちはどんな10日間を過ごしたでしょう。

クラブが中心だった人も,家族で旅行した人も,家でのんびりした人も今日からは日常の生活に戻ります。

私は高校の全校朝礼で,自分が結構すんなり日常に戻れたのは休みの間も生活のリズムを崩さなかったからだと話しました。

年齢のせいもあるのでしょうが,10連休の間も仕事のある日とほぼ同じ時間に起きました。

リズムを崩した生徒がいたなら,一日も早く普段のリズムに戻してほしいです。