優しい心を育むカトリック教育

2018/01/11

3学期

9日の3学期始業式から,早や3日が経ちました。

ブログも書こうと思いながら,時間が取れませんでした。

その上,不覚にも風邪を引いた感じで,不死身?!を誇っていた私もこの寒さに捕えられてしまったようです。

 

始業式には新年の決意を話した後に,一つの言葉を紹介しました。

それは,5日にあった学院全体の教職員研修会で話された内容からです。

賢明学院の設立母体である聖母奉献修道会の新総長シスター・マリー・デ・サンジュが,創立者マリーリヴィエの教育をどう引き継いでいくかを話された時に出た言葉です。

「教育者は愛と希望の詩人である。」

私はこの言葉を,教師は生徒の心に愛と希望を紡ぎだす詩人でなければならないと理解しました。

この1年,先生たちの言葉や行動が皆さんを温かい愛の心,明るい希望の心で満たすことができるように願っています,と式辞を終えました。

 

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始業式の前々日,7日には45期生の「新成人お祝いの集い」が開かれました。

成人式での傍若無人な振る舞いが時々マスコミでも取り上げられますが,流石に賢明学院の卒業生,特に今年は沈黙を守るところでは実に静かでした。

この集いの中心は「祝福ミサ」ですが,ほとんどの新成人にとって卒業後初めてミサに参加したと思います。

私は祝辞でこのことを取り上げ,多くの人は卒業後キリスト教を意識せずに過ごしてきただろうが,皆さんは祈りの中で育ってきたことを思い出してほしい。

そして,今日ミサの最後に一人ひとりは,司祭から祝福を受けた。

これから先の人生で,どんなに苦しいことがあっても,絶望してしまうことはあっても,神様がいつも傍にいてくださること,力づける祝福を受けたことを忘れないでほしい,と話しました。