優しい心を育むカトリック教育

2019/04/27

BULLETIN 4月号 「HR合宿」

4月も月末となり,ゴールデンウィークを迎えようとしています。今年は10連休ということもあり,旅行の計画を立てておられるご家庭もあるかもしれません。私は28日から3日間の東京出張以外は出かける予定はありません。新しい学年が始まってすぐの大型連休ですが,スタートに決意したことを忘れないでほしいです。私も新年度を決意新たに迎えました。どうぞ,保護者の皆様のご理解,ご協力を賜りますようにお願いいたします。次ページに2019年度の教育目標を掲げました。一昨年からPDCAPDの形でお示ししています。この目標に向かって教職員が一丸となってこの1年間教育に取り組みます。

さて,今年も新学年が始まってすぐに新入生を対象としたHR合宿がありました。まず,高校Ⅰ年生が11~13日に神戸フルーツ・フラワーパークで,中学1年生は15~17日に休暇村近江八幡でありました。私は両方とも1日目2日目に同行しました。

高Ⅰの神戸フルーツ・フラワーパークは,広々とした園内にホテルや道の駅,多目的広場などがあり,高校の合宿にふさわしい施設です。毎日,好天に恵まれ,桜も満開です。私は午前中に会議があったので遅れて行きましたが,私が着いた時には教務,進路指導,生徒指導の話でした。流石に終わった時には疲れた様子でしたが,熱心に話を聴いていました。2日目は集団行動と校歌練習にクラスで分かれて取り組みました。午後から自由練習時間があり,そのあと校歌の発表会がありました。クラッピングも競い合い、私も審査員をしましたが,何と3クラスが同点優勝しました。入学式から1週間で,クラスの一致団結を見せてくれたのがうれしかったです。

中学の合宿も今年は天気に恵まれました。特に2日目は気温も上がり,例年なら冒険いかだ体験日和と言っているところですが,今年は別プログラムでした。昨年も水の冷たさに悲鳴を上げていましたので,今年は広場でチャレンジプログラムに取り組み,協力する喜びを体験しました。この施設は長く利用していますが,琵琶湖畔の中学の合宿にふさわしいです。こちらも桜が残り,1日目のウォークラリーでは,桜吹雪の中グループで協力してポストを見つけ質問に答えていました。

私は中高とも「賢明学院で学ぶとは」と題して話をしました。今年はプリントの内容を増やし,具体的にしました。例えば,イエスについてこんな言葉を加えました。

「『生きる』ことの見本を私たちに教えてくれる。でも、ちょっと変わっている。世間の常識とは違う? だからこそ、イエスは命を賭けて伝えようとした。イエスがキリストであると言う信仰を押し付けることはできない。でも、ナザレのイエスの生き方は知ってほしい。彼が何を教え、どう行動したのか。イエスの教えを一言で言うなら『愛』」

いいスタートを切った生徒たち。この1年も充実した,そして楽しい学校生活になることを心から願います。